パイロットファーム

FMラジオ放送波による防災減災のためのアクチュエータ遠隔制御技術に関する実証研究 ~豪雨水害や原子力災害発災時に役立てられる遠隔制御システムの提案~

工学系部門 知能システム工学講座

庄司 英一 准教授

研究課題カテゴリー 保健 , 光応用 , 情報 , 材料 , 機械 , 繊維 , 農学 , 電気電子 , 人文科学 , 人材育成 , 地域貢献 , 地学 , 物理学 , 環境 , 社会科学 , 科学
研究課題名にあてはまる項目 プロセス・工法・要素技術などの開発 , 測定・評価方法(医療・バイオ含む) , 社会課題・調査・解決手段 , 製品開発(繊維、工業製品、医薬品、医療機器など)
研究概要

近年、地球環境の異変により自然災害が多発し、例えば低速度化台風やゲリラ豪雨、線状降水帯による局所的な大雨による洪水被害が甚大になってきている。災害に対する予防・対応や早期回復・復旧への安全安心な実証を踏まえた防災・減災技術を、FMラジオ公共放送波を使って実現するのが本研究内容である。集中豪雨が発生した場合に中小河川の水量を遠隔で無人で制御できれば、人が河川や田畑に近づくこと無く、氾濫から市町や集落を守り、洪水で失われる命も守ることにつながる(方策の詳細省略)。気象協会等のビックデータを解析制御するサーバーと連動させることにより、河川の水量を調整することが可能である(方策の詳細省略)。
こうした着想は、本流の一級河川の主要なダムの計画放水をスムーズに安全に行うことにも繋がる。さらに南海トラフのような巨大地震が発生した場合や、原子力発電所が発災し放射線が漏れ出した場合にも、割り込みによる制御信号を公共放送波で送出し、無人で機器が適切に遠隔制御(内容省略)することで、災害復旧が迅速に進められる。蓄電池をローカル電源として使う放送波制御とすることで、ネットワーク障害や送電線の寸断で停電しても制御できる。
本研究は公共FM放送局との連携による実証試験により、制御方法と必要な機器の研究開発を行う。日本全国のFM放送局の放送インフラを防災減災に役立てられる。

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