パイロットファーム

中波放送波の特徴を活かした高性能電波発電装置の実証研究と防災減災への活用

工学系部門知能システム工学講座

庄司 英一准教授

研究課題カテゴリー 情報 , 材料 , 機械 , 繊維 , 電気電子 , 地域貢献 , 数学 , 物理学 , 環境 , 科学
研究課題名にあてはまる項目 プロセス・工法・要素技術などの開発 , 測定・評価方法(医療・バイオ含む) , 社会課題・調査・解決手段 , 製品開発(繊維、工業製品、医薬品、医療機器など)
研究概要

中波AMラジオ放送は送信電力が最大500kwで大電力なものが国内で合法的に認可されている。全国の地方ラジオ送信所は数キロワットクラスで様々であるが、その数が非常に多いことも特徴である。中波帯は広域伝搬特性に優れるので、電波エネルギーハーベスティングでうまく発電できれば、屋外で超広域のワイヤレス給電システムが構築出来る。
この電波発電装置を開発している。高性能ハーベスタの創造、発見された様々な電磁気現象の解明、実証フィールド試験を進めている。近年、地球環境の異変により豪雨災害が多発し、洪水や地滑り等の被害が目立つ。
こうした災害の減災・防災技術に役立つ電源、即ち地点情報センシング技術と観測データの伝送クラウド化技術を駆使したセンサーネットワーク用のIoT機器や避難誘導マーカーの電源等に利用出来る。放送波なので、放送で発電や機器の制御が出来る。太陽電池と違って昼夜や曇天や長期間の降水や降雪時期、暗い場所でも発電出来る。
電磁波エネルギーの再認識、中波放送波の価値の再認識から、電波の有効利用を促進できる先進的で独創的な内容で探究している。全国の中波AMラジオ放送局の放送インフラの有効活用にもなる。

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