パイロットファーム

表面構造制御による高安全性と高耐食性を有するMg粉末の開発

工学系部門 材料開発工学講座

金 在虎 教授

SDGs07 SDGs09 SDGs13
新型コロナウイルスもしくは
カーボンニュートラル

カーボンニュートラル

研究課題カテゴリー 材料 , 機械
研究課題名にあてはまる項目 プロセス・工法・要素技術などの開発 , 社会課題・調査・解決手段 , 製品開発(繊維、工業製品、医薬品、医療機器など)
研究概要

マグネシウム(Mg)は実用金属中で最も軽く、比強度や熱伝導率が高い、振動や衝撃を吸収しやすいなどの特徴を有することから、地球環境の問題から自動車等の軽量化材料として注目され、二酸化炭素の排出量の削減につながるカーボンニュートラルに貢献可能な材料の一つである。
しかし、燃えやすい、耐食性が低い、加工性がアルミよりも劣るなど、実用化には多くの課題が残っている。特にMg表面の強固な酸化皮膜は、焼結体の強度や疲労寿命などに悪影響を及ぼす主な原因となっている。
これまでの研究では、高い反応性をもつフッ素系ガスを用いてTiAl合金材料の表面処理を行い、形成したフッ化物膜や酸化フッ化物膜が保護膜となり、高温耐酸化性が10倍ほど向上する結果を得ている。
同手法を用いて、粉末冶金法に適用可能な高安全性と易焼結性を有するMg粉末材料の開発が可能となれば、自動車産業を含む幅広い分野での応用拡大が期待できる。

募集中内容
マッチング希望内容
シミュレーション/解析などを行ってくれる人, 測定/評価をしてくれる人
ファームメンバー

工学系部門・材料開発工学講座・金 在虎
産学官連携本部・米沢 晋
産学官連携本部・西村 文宏

研究概要図

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