クロスファーム

極限環境ウイルス粒子の応用開発

工学系部門 生物応用化学講座

里村 武範 教授

SDGs07 SDGs09
新型コロナウイルスもしくは
カーボンニュートラル

新型コロナウイルス感染症

研究課題カテゴリー バイオ , 材料
研究課題名にあてはまる項目 製品開発(繊維、工業製品、医薬品、医療機器など)
研究概要

近年、水の沸点を超えるような極限環境に生育する超好熱性アーキアに感染する極限環境ウイルスが発見された。極限環境ウイルスは、これまでに100種類ほど見出されており細菌や真核生物に感染するウイルスにはない特徴的な形態多様性を持っており、なぜ、そのような多様な粒子構造を取り得るのか興味が持たれている。しかしながら、極限環境ウイルスが持つ遺伝情報は既知のウイルスのものとは全く類似性はなく、ウイルス粒子形成機構の解析はおろか粒子形成タンパク質の同定といった基礎研究もほとんど行われていない。

また、極限環境ウイルスは他の生物に感染するウイルスとは異なり、アルコールなどの高濃度の有機溶媒に晒されても感染能を維持するという高い安定性を有している。このことから極限環境ウイルス粒子のドラッグデリバリーシステムやワクチン製剤としての高機能性ナノカプセル化などの様々なナノ材料としての応用利用が期待されている。

本研究では、極限環境ウイルス粒子が持つ形態多様性、粒子安定性、粒子形態形成機構の謎を明らかにすることを目指す。また、明らかにしたアーキアウイルスの粒子特性を元にナノ材料としての応用利用を目指す。

募集中内容
マッチング希望内容
測定/評価をしてくれる人, 議論をしてくれる人
ファームメンバー

杉原伸二(福井大学工学系部門生物応用化学講座 教授)
望月智弘(神戸大学先端バイオ工学研究センター 特命准教授)
櫻庭春彦(香川大学農学部 教授)
津下英明(京都産業大学総合生命科学部生命資源環境学科 教授)

研究概要図

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